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ゾビラックスは点滴、内服薬、眼軟膏と症状に合わせて種類がたくさん

2019年12月12日
危険なウィルス

単純疱疹(ヘルペス)や帯状疱疹の治療用に、一般向けの店で軟膏タイプのゾビラックスが販売されています。これ以外にも、同じ有効成分(アシクロビル)を含む内服薬(飲み薬)・点滴薬・眼軟膏・点眼薬なども販売されています。軟膏(外用薬)以外のタイプは医療用医薬品(処方箋薬)に指定されているので、医師の処方箋がないと購入することができません。

内服薬タイプのゾビラックスは、病院などでヘルペスや帯状疱疹と診断された時に処方されるケースが多い薬です。軟膏タイプも使用されますが、口内炎や性器の粘膜に発症した場合は内服薬で治療します。

ヘルペスウイルスが原因で結膜炎を起こすケースがあり、結膜炎の治療用に抗ウイルス薬(アシクロビル)が配合された点眼薬や眼軟膏が使用されます。ヘルペス性結膜炎は、子供が初めてヘルペスウイルスに感染した時に多く見られます。どちらか片方の目に発症することが多く、目の周りの皮膚の表面に水ぶくれができます。ヘルペス性結膜炎を発症したら、点眼薬または眼軟膏タイプのゾビラックスで治療をします。目の周囲に発症したら、軟膏タイプのゾビラックスを塗布して治療が行われます。

成人であれば単純ヘルペスウイルスに感染して発症したとしても、一時的に口唇または性器に水疱や潰瘍ができる程度で済みます。口唇・性器ヘルペスは非常に強い痛みの症状が出ますが、ある程度の免疫力があれば放置しても自然に治癒します。これに対して新生児・子供や免疫力が弱った成人が単純ヘルペスウイルスに感染・発症すると、脳炎を起こす場合があります。ヘルペス脳炎を発症すると、ウイルスが中枢神経や脳に侵入して炎症を起こします。脊髄炎や髄膜炎を起こす場合もあり、発症すると死に至る場合もある恐ろしい病気です。

ヘルペス脳炎を発症した場合には、点滴でアシクロビルが投与されます。点滴治療を行う場合には、1日3回に分けて点滴タイプのゾビラックスを点滴静注します。治療期間は2~3週間で、長期間にわたり入院することになります。

単純ヘルペスウイルスは、皮膚の表面の水泡や潰瘍以外の症状を発症する場合があります。結膜炎や脳炎を発症した際は、眼軟膏・点眼薬・点滴薬が治療に使用されます。ちなみにゾビラックス(アシクロビル)が発売される前はヘルペスウイルスの増殖を抑える手段がなく、免疫力が回復するまで待つ方法しかありませんでした。アシクロビルを含む医薬品が開発されたおかげで、単純ヘルペスウイルスに対して直接的に対応することができるようになりました。

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